オール武藤理恵作品コンサートに出演しました(反省文)

Twitterに長々反省文を書いたけど、最初からブログに書けばよかったじゃんという話。
以下、Twitterに投稿したものとほぼ同文です。いいことも悪いことも書いてる(主に自分が)

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月に舞うは、正直全然弾けなかった。開演早々に音ミスの神になった。人前で弾くのが久々で緊張してしまい、別の意味で舞い上がってしまった。
めちゃくちゃ練習したところが弾けないのは結構悔しかったです。
どっかでリベンジしたい気持ちと、弾くんじゃなくて振りたい気持ちが半々くらい。

Last Danceは大学2年生で振った以来、10年ぶりくらいの再会。
テヌートの取り方がすごく勉強になった。昔はあまり意識してなかったなぁ。
あまり大人数で弾くイメージのない曲だったけど、奏者が多くてもいい意味であっさりとして、青山先生さすがやな(失礼)などと思っていた。

桜舞い散るは練習で何回か弾いて、季節を感じる素敵な曲だなーと思い、Nの方でもリモート合奏企画として取り上げさせてもらいました。
昨日の演奏も良かったと思いますが、リモートでやったとは思えないまあまあなクオリティだと思うのでぜひご覧ください(前記事参照)

今宵SAKURAも、どちらかと言えば少数精鋭なアンサンブルの方が映える曲なのかなと思ってたけど、全然そんなことなくて、pで弾くようなヒラヒラとした部分と要所の音圧とのギャップがしっかりと効いていて、意外と大人数もアリだと思った。もちろんこれは涼さんの技量があってこそ。ソロ素敵だったなぁ。

いのちを紡ぐうた、考えられないような音ミス2箇所くらいあって、しんどかった(自滅)
青山先生が音量欲しいアクションしてたところでピックがずれてしまっていて、気持ちに応えられなかったのも悔しい。
曲全体としてはとても良かったと思う。フルート加筆あればNで取り上げたい。

Masquerade、練習で何回かソロ弾かせてもらったけど、僕はたかが練習で緊張しちゃってあまり弾けなかったのに、本番の緊張感でビシッと決める涼さんかっこえーな(失礼)と思って聞いてました。
本番はあまり余裕がなかったので細かく覚えてないけど、楽しかったのは楽しかった。

紫陽花のプレリュード、大きなミスなく最低限の演奏ができた気がする。
私の中の紫陽花の風景が、小学1年の頃のちょうどこの季節、雨の日の下校の時に団地横の花壇に並んでいた紫陽花の風景で、
演奏中にふわっとその記憶が蘇ってきて、初めて弾く曲なのに懐かしさを感じていた。

天の川、少人数でアンサンブルした以来でした。
最後、ハイポジで飛んだ先が1フレットずれていて、そこからなかなか戻れなかったのが心残り。
涼さん、チェロの局長、ギターの教授のSoliは抜群に良かった。ちょっと嫉妬した。

コバルトブルー、完璧に弾けたわけではないが、個人的には善戦した方だと思う。
数年前に某団体で弾く予定だったのがコロナで流れて以来、ずっと弾きたかった曲なので、ようやく消化できた感。
やはり曲がいい。すごく楽しかった。正直脳みそがだいぶ溶けていたので、あまり覚えていないけど楽しかった。


総じて、私個人としては満足のいく演奏はできませんでしたが、涼さんを始めとする1stのつよつよなメンバーにだいぶフォローいただいたおかげで、練習も本番も素敵な空間を共有できました。短い間でしたが、ありがとうございました。またどこかで(できればNで)ご一緒できることを楽しみにしております。


運営に関して、自分が普段運営をメインにやっているというのもあり、運営が人知れず相当動いてたんだろうなあというのはひしひしと感じてました。特に当日は、自由席・ほぼ満員・開場から開演まで40分というめちゃくちゃタイトな状況で、滞りなく進められたのは、運営の皆様の準備の賜だと思いました。


あと、めちゃくちゃ僭越ながら、青山先生の曲作りに関する所感ですが、曲を作っていく過程において、音に対する嗅覚がすごいなーと思いました。もちろん音は聴くものなので聴覚なんですが、なんかこう、細かい響きを嗅ぎ分けているように感じることが多くありました。嗅ぎ分けた上で、どこをどうすれば響きがより良くなるか、といったことを、奏者にわかりやすい形で伝え、曲に落とし込んでいく工程を練習のたびに感じることができ、今回縁あって奏者として参加できて心底よかったなと思いました。演奏動画だけでは絶対に知り得なかったことです。もちろん嗅覚に関してはすぐに真似できることではないのですが、それ以外にも今回かなり多くのインスピレーションやアプローチの方法を(勝手に)勉強させていただいたので、良い形でどこかに還元できるよう、もう少し指揮も勉強していきたいなーと思いました。


色々書きましたが、奏者としても指揮としても運営者としても、もう一段階成長できた気がする、とてもよい演奏会となりました。
繰り返しとなりますが、青山先生、奏者の皆様、運営の皆様、ご来場いただいた皆様、その他関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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以下は後ろ向きな追記。あんまり読まなくていい備忘録。

ぶっちゃけ今回まあまあ練習したけど、本番では思いの外弾けない箇所が多かったので、奏者としてはかなり限界を感じた。
上手な団体で弾く実力はないということがわかったのが収穫。
身の丈に合った団体、というかNくらいがやはりちょうどいいのかもしれない。